【ドイツ生活】ドイツの春は白アスパラガスと苺が主役
4月~5月頃になると、シュパーゲルと呼ばれる白アスパラガス(der Spargel)と苺(die Erdbeere)がずらっとスーパーに並び始めます。
ドイツ人は、この時期を待ちわびているようで、まるで祭りのよう!
まず、海外産の苺が並び始めます。
海外産の苺はプラスチックケースに特大サイズでパックされていて、とっても安いです。
酸っぱいものも多いので、サラダに入れて、バルサミコ酢をかけて食べていました。
そして数週間後に遅れて並び始めるドイツ産の苺。
これがもう、ものっすごく甘い。
卵のパックのような紙パックに盛られて並んでいます。
ドイツ産の苺は海外産に比べて値段は高いのですが、どんどん値段が下がっていきます。4月と比べると、6月の今は半値くらい。
そしてアスパラガス。苺と同時期に並び始めます。
スーパーでは、野菜売り場にでーん!とアスパラガスの皮むき器が置かれます。
▲アスパラのうしろにあるのが自動皮むき器
日本のアスパラガスと違って、とてもとても太く、筋があるので皮をむいて食べます。
緑のアスパラはほぼなく、白のアスパラが主流です。とても太いので、日本で食べるアスパラガスとは全くの別物。
剥いた皮から良い出汁がでるので、剥いた皮と一緒にアスパラを茹でて食べると、じゅわっとジューシーなアスパラを堪能できます。
太ければ太いほど高級とされるアスパラ。足の指よりも太いアスパラを見て、目が点になります。
▲レモンは日本と同じ大きさ。アスパラが太すぎてびっくりします。
こちらも苺と同様4月からどんどん値段が下がっています。
郊外在住の方は農家へ直接買いに行かれるようですが、都会滞在者はちらほらと住宅地に出現する農家直送の苺とアスパラの屋台を見つけるのがおススメです!
▲近所の苺とアスパラの屋台。(この時は閉店中)
屋台のものはフレッシュかつ安い!(根本が瑞々しいのがフレッシュです。乾いているものは×)
太く長いほど高級なアスパラ。屋台では折れたアスパラがとっても安く手に入ります。
我が家は小さい蒸篭で蒸して食べているので、折れたアスパラは切る手間が省けてむしろ有難かったです。
週末になると、この屋台に長蛇の列ができ、キロ単位で買っていく人ばかりでびっくりします。
蒸したアスパラにバターと塩胡椒、あればレモンをきゅっと。
ビール止まりません。
ドイツ語のレシピサイトを見ながらアスパラのポタージュスープを作ったり、手間のかかるオランデーズソースを作ってみたりしたけれど、
シンプルなやつが一番美味しいっていうやつでした。
6月も中頃。
あとどれくらいドイツの春を堪能できるでしょうか。
そろそろ食べ納めかな。