【結婚して海外移住②】婚姻届け提出~名前変更の手続き(役所、警察、銀行etc...)
私の"結婚" "退職" "海外移住"という人生の中でも手続きの多さに辟易してしまう3点の経験をシェアすることで、これから同じ経験をする方の手助けとなればと思い記事を書くことにしました。
皆さまの参考になれば幸いです。
前回は、結婚前に準備すべきことについて記事にしました。
今回は、婚姻届けに伴う名前変更の手続きをスムーズに終わらせるための段取りを記事にします。
婚姻届け提出後の名前変更手続きの諸々を一気に終わらせたいあなたへ
向かう先は役所・警察署・銀行、パスポートセンターです。
※即日発効されずに後日受け取りに行く必要があるものも。
手続きに行く場所の距離にもよりますが、気合をいれれば、1日で手続きが終わります!人口の多い役所だと待ち時間があって中々スムーズに行かないこともありますが、避けては通れない道なので、頑張りましょう!
持参するもの
婚姻届け
戸籍謄本
旧姓の実印(提出時に婚姻届けの修正箇所が見つかった時用に持っていた方が無難)
新姓の実印
新姓の認印
新姓の銀行印
本人確認書類(パスポート&運転免許証)
マイナンバーカード/通知カード
被保険証・年金手帳(会社で完結する場合もあり)
預金通帳
キャッシュカード
下記2点は記事を読んでから持参すべきか判断してください。
3.0×2.4 証明写真
5.0×4.0 証明写真
4.5×3.5 証明写真
役所にて
1.婚姻届け提出
必要書類:婚姻届け、戸籍謄本、本人確認書類
提出するのみです。(あっけなくて表紙抜けしちゃいます。)役所が空いていない土日に受理してほしい場合は、警備員さんに預けます。簡単なチェックをして受け取ってくれます。不備や確認事項があれば、役所の担当者から電話がかかってきます。
これでとりあえず結婚は出来ましたが、様々な手続きのめんどくささを味わうのはここから。覚悟してくださいね...!
2.住民票の写しの取得
必要書類:本人確認書類
運転免許、パスポートの変更で必要になります。※6か月以内に発行されたもの
3.戸籍謄本の取得
必要書類:本人確認書類
数枚入手しておくと融通が利きます。少なくとも①パスポート更新用 ②予備用 に。ちなみに、パスポート紛失した時には戸籍謄本が必要になるので、私は海外渡航時は証明写真とセットで携帯しています。海外移住の方、持ってきておいた方が無難。
4.マイナンバーカードの名前変更
必要書類:マイナンバーカード/通知カード
追記欄に氏名変更の旨が裏書されます。
必要書類:被保険証、年金手帳、新姓の認印
私は役所ではなく勤めていた会社で手続きしました。
6.印鑑登録
必要書類:新姓の実印、本人確認書類
警察署(or免許センターor試験場)にて
7.運転免許証 名前変更
必要書類: 運転免許証、住民票の写し
平日であれば警察署、休日であれば免許センターや試験場にて名前変更を行います。
海外渡航の場合、名前変更以外にもお伝えしておきたい事があります!(※海外への引っ越しが迫っている方が対象です。引っ越しがまだまだ先の場合、スルーしてOKです)
名前変更と一緒に免許の”期限前更新”を行う
必要書類:免許証、3.0×2.4の証明写真、パスポート
通常、免許証の更新期間内に更新を受けなかったときは、免許は失効します。が、海外渡航等で更新期間に日本におらず、更新できない場合には、特例として、事前に更新することができます。
期限前更新の注意点は、3つ。
ー通常の更新と同様に講習を受ける必要があるので、時間がかかる。
ー更新期限は永遠ではない。期限が来たら帰国して更新する必要あり。
ー即日発効の警察署と受け取りまで数日~数週間かかる警察署がある。
”海外特例”というものがあり、上記のような期限前更新をせずとも海外渡航等のやむを得ない理由によって失効してしまった場合は猶予措置があります。が、失効期間によってはマイナスの場合もある(ゴールド免許が引き継がれなかったりする)ので、事前に手続きしておくのが無難です。
詳しくは警察庁のHPをご参照ください。
免許センターで更新する場合は国外運転免許の取得をしておく
必要書類:運転免許証、5.0×4.0の証明写真、パスポート
ジュネーブ条約締結国であれば国外運転免許で運転ができます。運転する予定の方は取得しておくのが良いかと。
銀行にて
8.銀行口座変更
必要書類:預金通帳、キャッシュカード、新姓・旧姓の銀行印、新・旧の本人確認書類
待ち時間さえなければ比較的スムーズに完了します。預金通帳は二重線で苗字を訂正されるだけですが、キャッシュカードは新しく発行されます。
中学生の時にUFJの口座を開設して、プーさんとその仲間たちの可愛い(本当に可愛かった)キャッシュカードを持っていたのですが、名前変更によって新しく発行されたのは赤い普通のカード。窓口のお姉さんにすっごく申し訳なさそうに渡されました。地味に悲しかった。しょうがないけれど。。。
パスポートセンターにて
9.パスポート名前変更
必要書類:パスポート、戸籍謄本、4.5×3.5の証明写真、住民票
結婚による名前と本籍の変更でパスポートを変更するには2通りの方法があります。
1つめは、現在持っているパスポートと残存有効期限が同一の新たなパスポートを発行する方法。→6,000円かかります。
2つめは、パスポートを新しく作り直す方法。→11,000円(5年)or 16,000円(10年)かかります。
どちらを選んでも所要時間と手間は変わらないので、パスポートの残存期間と値段を相談して選んでください。
ここでとりあえずは名前変更の手続きのためのお出かけは終了です。お疲れ様でした!!
待ち時間や距離の関係で1日で終わらない場合は、とにかく役所の手続きは終わらせる気持ちで頑張ってください。平日という観点だと、役所と銀行をやっておくといいかなと思います。免許とパスポートの更新は別日でも。
まだやることは残っていますが、残りの手続きは出向かずとも変更できるものです。
10.クレジットカード、保険、携帯会社などなどの名前変更
オンライン上で解決できることがほとんどです。
11.会社へ報告&手続き
お祝い金がもらえたり、給与支払い口座の名義変更などなど、これで1日が終わってしまうんじゃないかと思うほどやることが色々ありましたが、勤務先に聞くのが一番ですね。
はぁ~、長年使ってきた名前を変えるって大変ですよね。(婚姻届けの”婚姻後の夫婦の氏”欄にちゃっかり妻をチェック入れたら良かったって思ったのは私だけでしょうか...?)
結婚している先輩にやること多すぎると愚痴ったら、『大変だけど、旦那さんの名前で呼ばれるようになったら嬉しいよ!頑張って!』と励まされつつ頑張りました。
婚姻届け提出~名前変更手続きはここまでです。
次回は退職して専業主婦になる&海外移住のための手続きについてを記事にします。
前回の記事はこちら↓
【余談】
結婚を決めた時、既に夫(当時彼氏)はドイツへ赴任していたので、一人で役所に行って婚姻届けを提出してきました。
このことを友人に話すと、旦那さん日本にいないのにどうやって結婚したの?!とびっくりされますが、婚姻届けの夫欄をしっかり埋めてもらっておけば、役所にはひとりで行っても問題なしです。
気を付けることは、夫の印鑑を預かっておくこと!(海外では印鑑使わないので困らないはず)誤記は二重線+訂正印で修正する必要があるので、印鑑は必携!
直前で記載間違いが見つかることもあるので、二人で役所に提出しに行く場合でも印鑑携帯した方がベターかと思います。